[フォト]「桃とベリーのムース」などフルーツスイーツ
山梨県では東京都中央区日本橋のアンテナショップ「富士の国やまなし館」の経営を6月から電通関連会社に委託。リニューアルして従来のワインやみやげ品のほか産地直送の生鮮食品まで陳列商品を拡大して、女性客をターゲットにした戦略展開を強調し、今回もホテルトレンドの京王プラザホテルとの提携で、さらに首都圏へ攻勢をかける。
山梨県農産物販売戦略室によると、京王プラザホテルはブランド力を発揮して、外国人デザイナーを起用した新しいタイプの客室プラザプレミアや、レストランのスーパービュッフェ「グラスコート」の成功が注目されている。そこで県産農畜産物の業務用販路開拓と首都圏での認知度向上、消費拡大を狙い、同ホテルとの提携が実現した。
「山梨フェア」と題して京王プラザホテル新宿「ポピンズ」と「デュエット」では今月と来月の2カ月を20日間ずつ区切って、スイーツフェアを開催。日川白鳳(モモ)を使った「桃とベリーのムース」やサマーエンジェル(スモモ)を使った「プラムと石榴(ざくろ)のジュレ」など、県産果実をベースにホテルがオリジナルスイーツに仕上げた。
肉料理ではワインに使用するブドウの皮などで肥育した山梨の銘柄牛「甲州ワインビーフ」を食材に、京王プラザホテル新宿では「ワインビーフの煮込み」。同系列のホテル八王子では「ワインビーフの鉄板焼き」を提供している。
甲州ワインビーフは生後6カ月から1年半まで、飼料にワインのしぼりかすを混ぜて与えていることから肉質が軟らかいという。
ホテル八王子では、フェア終了後も甲州ワインビーフをレギュラーメニューに食材使用を継続するという。
山梨県では特産品の消費拡大と生産者の収益向上に昨年から国内市場では首都圏での販路開拓戦術を練り、「富士の国やまなし館」を基点としたキャンペーンを展開し、「山梨産」の認知度を首都圏で高めている。「食のトレンドが東京から」という情報発信能力の高さは他を近づけないもがあるとしている。
また「桃、ブドウ日本一」を誇る笛吹市も今月末に東京・太田市場で宣伝事業を展開する。今年の山梨は時を得て一気に首都制覇を狙う。
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